透き通ったステキな鳴き声が印象的なイソヒヨドリ。
元々の生息地である海辺から、このところ街中に移動してきたというニュースが話題です。
野鳥のイソヒヨドリ(ヒタキ科)が山梨県の甲府市内などで繁殖期を迎えている。名前の通り、海辺の岩場が生息地とされてきたが、全国的に謎の内陸進出をしていると言われる。海がない県内でも各地で観察できるようになった。
引用: 『Yahoo! ニュース』https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200419-00000010-mai-life
その生態や特徴について調べてみたのでまとめてみます。
イソヒヨドリの鳴き声 | 雌もさえずるので声だけで雌雄の判別は不可能
イソヒヨドリといえば、鳴き声がとても美しいことで有名です。
カタカナに置き換えて表現するのは難しいですが、高音で澄んだ声。
このような感じです。
イソヒヨドリ雄の鳴き方
イソヒヨドリ雌の鳴き方
さえずりとはそもそも繁殖期の求愛行動としてオスが発する声になります。
ですがイソヒヨドリの場合繁殖期以外でもさえずる場合があります。
そして、メスもさえずるという点が特徴的です。
イソヒヨドリの画像
オス
背中側が藍色・紺色でおなかが茶色です。
オスの方が派手な色ですね。
メス
全体的に灰色っぽいベースに少し青みがかった毛が混ざっています。
ウロコっぽい模様。
イソヒヨドリの特徴
大きさ…身体長23cm
翼の端から端の長さ…38cm
スズメ目に属するということでスズメの仲間になりますが大きさはスズメより少し大きいサイズ感。
イソヒヨドリの生態
日本全国で見ることが可能です。
主に磯部や港などの海辺が元々の生息地になります。
しかしながら最近ではビル街など街中でも繁殖が広がっていると話題になっています。
イソヒヨドリを飼うことはできる?
イソヒヨドリは基本的に飼うことができません。
なぜならば、野鳥を捕獲して飼う・販売するなどの行為が鳥獣保護法という法律で禁止されているからです。
環境庁『平成十四年法律第八十八号 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律』
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=414AC0000000088
しかしながら、時折ケガをするなどの理由で民家に紛れ込んでくることもありますよね。
こうしたケースでは保護することは可能になります。
ですが念のためこのような状況になった時には専門の機関にお問い合わせをした方が安全です。
イソヒヨドリの鳴き声はオスとメスで違う? その生態や特徴・写真をご紹介まとめ
姿かたちも鳴き声もとてもかわいらしいイソヒヨドリではありますが、自然の中でその魅力を楽しんで頂けたらと思います。