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【介護の仕事】は未経験でも転職できる!キツイ・キタナイ・キケンは過去の話。岸田首相も介護職賃上げを明言!!

2022年8月30日

「やっぱり資格があるとキャリアップしやすいかな・・・」

「いつどうなるかわからないからずっと求人が多い業種で働きたいな・・・」

そんなあなたにピッタリの業界があります!

 今転職を検討している方、異業種もアリかなと思っているのなら、介護の仕事をめざしてみませんか?

この記事では、未経験でも自分にあった介護の仕事先に転職できるよう「介護現場の今、仕事先の見つけ方、資格の取り方」などをまとめて解説します。

私は未経験から介護職に転職しました。現場の仕事をこなしながら資格を取り、ステップアップしてはや10年。しかしその間、多くの挫折や失敗を繰り返したくさんの遠回りをしてきました。

この記事を読めば「未経験から介護職につくまでの本当に必要なステップ」がすべてわかります。

介護の仕事って今どうなっているの?

「介護の仕事ならすぐ働けるよ!」

「大手の老人ホームが増えているんだって」

「給料も前とは違うらしいよ・・・」

このような話聞いたことありませんか?

ちょっと前までは介護の仕事といえば、キツイ、キタナイ、キケン、さらにキュウリョウがやすーい4Kの仕事と言われていましたね。

それぞれ確認してみましょう。

キツイ・・・これは基本的に介護職は肉体労働が中心。身体が衰えたり不自由な方のサポートをするわけですから自分の身体を使うのが基本です。

でも一日中身体を使っているわけではないです。飲食業やアパレルなどで立ち仕事を続けていた方ならそれほど苦にはならないと思います。

腰痛を防ぐための「ボディメカニクス」という介護技術も教えてくれます。

キタナイ・・・オムツ交換が真っ先に浮かびますね。介護業界では排泄介助というお仕事。

でもこれってそもそもキタナイことではないですよ。だって排泄は誰もが毎日することだから。

要は匂いに慣れるかどうか。これは個人差がありますからなんとも言えませんし、一日中その仕事をしていることもないです。

キケン・・・これは今ならウィルスや感染症のことがリアルですよね。コロナの最初の頃はもう大変でした。でも今は当時に比べると大きく変わってきました。(そもそも感染対策が徹底されていない職場はパスしよう!)

介護施設の面会制限、ワクチン接種や検査陰性で緩和 政府分科会が提言

出典:https://www.joint-kaigo.com/articles/2021-09-03.html

キュウリョウがやすーい・・・2019年に介護職の方の給料を上げるよう国が定めた処遇改善加算がはじまりました。

介護職の方の待遇をもっともっと良くしていこうと国が本気になっているのです。

岸田新首相も介護職の賃上げを明言しましたね。

介護職の賃上げは、分配政策の目玉の1つとして言明。「医師、看護師、介護士、さらには幼稚園教諭、保育士、こうした社会の基盤を支える現場で働く方々の所得向上に向け、公的価格のあり方の抜本的見直しを行う」と約束した。

出典:介護のニュースサイトJOINT

詳しくは後で説明しますが、介護職の給料は他の業界に比べて大きく差をつけられているわけではありません。

介護の仕事はどれくらいニーズがあるの?コロナ後も求人はある?

介護の求人状況がわかる具体的な数字があります。

それは厚生労働省が発表している「有効求人倍率」という数字。

「有効求人倍率」とは、ハローワーク(公共職業安定所)に申し込まれた求人数を、求職者の数で割った値です。

ポイント

企業が出している求人件数が合計100件で求職者が50人の場合

 100÷50=「有効求人倍率」2.0倍

企業が出している求人件数の合計が50件で求職者が100人の場合

 50÷100=「有効求人倍率」0.5倍

「有効求人倍率」は数字の多い方が、仕事は探しやすい・就職しやすい状況ですね。

介護業界の「有効求人倍率」は、なんと

3.64倍 (2021年7月の介護サービスの職業)

ちなみに全職業の平均は1.02倍・・・

出典:厚生労働省

介護業界は他の業界に比べると、とても求人が多いんですね。

今後はどうなっていくのか・・・気になるところです・・こんな情報がありますよ。

2021年7月に厚生労働省が公表した介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数によると、2025年度には約32万人、2040年度には約69万人を追加で確保する必要があるとされました。

出典:厚生労働省

介護業界はますます人手が足りなくなります!

そもそも介護の仕事は何をするの?

介護の仕事の基本は、要介護者の身体介護や生活援助です。※要介護者:介護を必要とされる方

入浴、排泄、食事等の介護や日常生活のお世話や機能訓練などを行います。

介護の仕事はどんな場所で働くの?

では介護の仕事はどんなところで働くのか説明していきます。

ざっくり分けると、

 1.要介護者の自宅に行って働く

 2.要介護者が利用している施設で働く

のどちらかになります。

1.は訪問ヘルパーです。

要介護者のお宅に訪問して、身体介護や掃除や買い物代行などの生活援助を行います。1日に数か所訪問することも多く、直行・直帰になることもあります。

訪問ヘルパーが所属するのはヘルパー事業をてがける会社(企業)になります。

2.は特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの施設に勤務し、入浴、排泄、食事等の介護や日常生活のお世話を行います。また機能訓練などをサポートすることもあります。

施設に通勤し同じ職場で働くことになります。勤務条件によっては夜勤もあるでしょう。

小規模多機能側居宅介護、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)などの施設もあります。

デイサービスやショートステイの仕事もこれらのサービスを提供する施設に所属することになります。

また施設には、 民間企業が事業としてサービスを提供する有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などもあります。

大手企業ではベネッセ、SOMPOケア、ニチイケアなど・・・聞いたことありませんか?

いま新しい施設がどんどん作られています。これからは新しくキレイな施設を選んで働くこともできますね。

出典:介護施設・居住系サービス居室数推移

介護職ってどんな人が多い?

なんとなく、介護現場っておばさんが多いイメージありませんか?

特にヘルパーは人生経験が豊富な元気なおばさんw

出典:訪問ヘルパーの平均年齢は55.5歳に

たしかに20代は少ない・・・

でもこれは逆にチャンスですよね。

同世代の競争相手は少ないし、将来は今主力のおばさん達もパワーダウン。昇進や昇給が十分期待できます。

民間企業が経営する施設は若い方を育てることに力を入れています。教育制度も充実しているし福利厚生もばっちりだから休みも取りやすい。

また、介護業界って本当に転職組が多いんですね。求人が多くすぐに次の職場が決まるから、合わない職場にだらだらとしがみつく必要がないんです。

これも介護業界の魅力の一つといえるでしょう。

介護の仕事で気になる「オムツ交換」って実際どうなの?

最初に少し触れましたが、これはもう慣れてもらうしかないです。

介護職の初級資格である「介護職員初任者研修」に行くと教わりますが、オムツ交換の技術はきっちり確立しているので、身についてしまえばとても簡単な作業です。

「介護ロボット」を聞いたことがありませんか?

まだ現在ではオムツ交換ができるロボットは登場していませんが、介護者を移動させたりなどの力不足をサポートしてくれるロボットは実際に導入されています。

またAIやセンサーなどの進化により、介護者の排泄を予測してくれるシステムの登場も期待されています。

これからは全を人手で行う必要はなく、ロボットやAI技術を使いながらもっと働きやすい現場になっていくのは間違いありません。

また介護業界には、オムツ交換をしない仕事もあります。介護送迎や福祉用具相談員などの仕事です。

介護の仕事の給料はどのくらいもらえる?

給料やはり気になりますね。

厚生労働省のサイト「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」から抜き出しました。

他の業界に比べて決して低いわけではないことがわかります。

正社員(常勤)の場合

保有資格 平均勤続年数 平均給与額(月給) 年収(想定額)
無資格 5.5年 275,920円 3,311,040円
介護福祉士 8.9年 329,250円 3,951,000円
実務者研修 6.7年 303,230円 3,638,760円
初任者研修 7.3年 301,210円 3,614,520円

パート・アルバイト、派遣社員(非常勤)の場合

保有資格 平均勤続年数 実労働時間数 平均給与額(時給) 平均給与額(月給)
介護福祉士 8.0年 88.4時間 1,421円 125,690円
実務者研修 7.1年 84.8時間 1,422円 120,650円
初任者研修 7.6年 75.3時間 1,409円 106,130円
無資格 5.5年 91.1時間 1,169円 107,520円

施設別の介護福祉士の給料、年収

施設形態 平均給与額(月給) 平均給与額(年収)
特別養護老人ホーム 361,890円 4,342,680円
介護老人保健施設 350,380円 4,204,560円
介護付有料老人ホーム(特定施設) 339,510円 4,074,120円
訪問介護事業所 314,440円 3,773,280円
グループホーム 303,800円 3,645,600円
通所介護事業所 294,980円 3,53,9760円
通所リハビリテーション事業所 315,020円 3,780,240円
小規模多機能型居宅介護 303,760円 3,681,120円
介護療養型医療施設 329,850円 3,958,200円
介護医療院 323,950円 3,887,400円

これらは調査した施設の平均ですから、参考程度に考えてくださいね。

介護の仕事って資格がないと採用されないの?

給料のところで説明しましたとおり、資格がある方が給料は高いです。

でも、介護職は無資格でも働くことができます。

人手不足の業界ですし、入社してからの教育サポートに力を入れている施設が多いのも特徴です。

無資格では仕事の内容に制限がありますが(身体介護はできないなど)、現在無資格でも採用される確立はかなり高いです。

無資格で採用され、働きながら資格をとる方はとても多いです。給料が上がりますからね。

介護の仕事を最短ステップではじめるには?

もし介護の仕事に興味をお持ちなら、介護専門の求人サービスに登録することをオススメします。

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このページの執筆者 介護士 みずほ

「介護の仕事は大変なこともたくさんありますが、利用者の皆さまから学ぶことも多くて自分自身が成長できる仕事だと思います。私は現在、某介護事業所で介護職員として働いています。ご想像どおり現場では人出が足りてません。たくさんの方に介護の仕事に興味をもってもらい、この業界に来てもらえればうれしいです。」

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