ベラルーシ共和国はどこにある? 地図・国旗・観光事情をご紹介
8月9日に大統領選が行われたことで話題の「ベラルーシ」。
そもそもベラルーシって一体どこにある国なの? という方も多いかと思いますので簡単にまとめてみました。
ベラルーシってどんな国?
旧ソビエトに属していたベラルーシは1991年にソビエト連邦の解体により独立した共和制国家です。日本語では白ロシアとも呼ばれています。
大きさ・気候・環境
国土は日本で言うと本州より少し狭いくらいの大きさ。
氷河期時代に作られた広い平地が特徴で、たくさんの湖と大きな森の広大な自然が広がります。
民族と宗教
民族は東スラブ系。
宗教は東方正教会が80%でそのほかはローマ・ カトリック、プロテスタントなどが信仰されています。
東方正教会は西ヨーロッパを中心に広がったカトリックやプロテスタントに対して、キリスト教発祥の地・中近東からギリシャ~東欧~ロシアへ広がったものを指します。
ベラルーシ正教会の代表はロシア正教会の総主教代理が兼任しています。
歴史
1919年~1991年までソビエト連邦に属する
ロシア、ポーランド、ドイツ等の国に交互に支配されてきた歴史を持ちます。
ヨーロッパ最後の独裁国家という点や美女が出国できない法律があるなど、日本にすむ私たちからするとちょっと驚きの事情で知られている国でもありますね。
ベラルーシの公用語は何語?
ベラルーシで話されている言葉はベラルーシ語とロシア語です。教育の上ではベラルーシ語とロシア語のどちらの言語も原則必修となっています。
ベラルーシの場所は? 位置を地図で確認
ベラルーシは東ヨーロッパに位置する世界最北の内陸国です。ポーランド、ウクライナ、ロシア、ラトビア、リトアニアの5つの国と国境を接しています。
首都名はミンスクです。
ベラルーシの国旗
現在の国旗はこちらです。このデザインは2012年に規定されたまだまだ新しいもの。
赤は「過去の戦いの勝利」から「栄光ある過去」を意味し、
緑は「森林、春」のイメージから「明るい未来」を意味しています。
左の赤白の柄帯は伝統的な織物をパターン化したもので、「民族文化や精神の連なり」を連想させるものとなっています。
このデザインは旧ソ連時代に使用された国旗を修正したもの。
共産主義の象徴である「鎌」「槌・ハンマー」「赤い星」を取り除き、装飾文様部分の色を反転させています。
旧国旗はこちらの左側のようなデザインです☟
#これを見た人は赤色の画像貼れ
旧ベラルーシ国旗。旧エストニア国旗。
赤軍ですね、わかります。 pic.twitter.com/awIEusCGKF— 陸亀 (@66syoto) June 8, 2015
その前の時代(ベラルーシ人民共和国時代)には白・赤・白の国旗が用いられていました。これは1991年の独立後使用されていた時期もあったのですが、第一次世界大戦やナチスドイツへの協力を思い起こすものとして現在では制限されています。
ベラルーシの観光事情
ベラルーシ 、旅行で行く分には快適な国ってのは凄く同意。
首都ミンスクもそれ以外の都市でも、夜女1人で歩いてても危険を感じなかったし治安も良さそうだった。
ご飯も美味しいし、鉄道時間通りに来るし、LINEも使えるし、ネット環境良かったし、英語通じる人多かったし(体感ロシア以上)。 pic.twitter.com/Y41l0xep0k
— ねこになりたい (@ytyt1217) August 10, 2020
独裁国家と聞くと旅行に行くのもためらわれるような危険国のようなイメージがしてしまいますが、実際は国民生活もそこそこ豊かなんですね。