御巣鷹山の場所・地図、行き方・アクセス方法まとめ
日本航空JL123便墜落事故から35年が経とうとしています。
先日初めて御巣鷹山の慰霊碑参ってきました。
当時私は小学低学年で四国で住んでいて、とても失礼な話ですが日航ジャンボの墜落はまるで他人事の様でTVの中の世界の出来事でした。
今回この山を登って初めてリアルを目の当たりにし、他人事じゃないことを肌で感じました。 pic.twitter.com/jY7T7ejNtC
— まゆ (@mayudappe) August 5, 2020
Tweet主様と同じで、当時小学生だった私もどこか遠い場所のできごとのような気持でTVから流れるニュースを聞いていたのを覚えています。
それでも確実に、なにか重大な出来事が起きたのだ、と感じさせるようなそんな緊張感がありました。8月は戦争のこと、こちらの事故のこと、昭和の時代を重くそして絶対に忘れてはならないことと思い出す季節となっています。
犠牲になりましたたくさんの命を思い今年も祈ります。
墜落現場となった御巣鷹山(読み方: おすたかやま)ですが、長野? 群馬? と位置関係がはっきりしない方も多いようでしたので地図や場所、アクセス方法をまとめてみました。
御巣鷹山ってどこ? 場所・地図
御巣鷹山は群馬県多野郡上野村に位置しています。ちょうど群馬県と長野県の県境あたりです。
ちなみに日本航空123便墜落事故は本来「高天原山」が墜落地点だったところ、事故直後に御巣鷹山と間違って報道されたのだとか。
高天原山と御巣鷹山の位置関係を調べてみると、すぐ近くのお隣といっていい距離なんですね。Wikipediaで見てみると、このようなことが書かれていました。
事故当時の報道では、「御巣鷹山に墜落」と伝えられていたが、正確には「高天原山に属する尾根」である。その後、墜落地点である高天原山の尾根は、当時の上野村村長であった黒沢丈夫により「御巣鷹の尾根」と命名されている。引用: Wikipedia
間違いを訂正しなかった、というわけではなく、当時の村長からの命名を受けてそのままの形で世間に認識されているという事情だったのですね。
御巣鷹山への行き方
関東から車で
高速道路 上信越自動車道で「しおじの湯」「を目指して走行します。群馬県富岡市上信越自動車道の 高速下仁田ICで降りる 国道245を経由して登山道入り口まで
下仁田ICからはゆっくり走行して所要時間1時間半くらいになります。
電車で
●上越新幹線「高崎駅」下車 そこからはレンタカーが便利です。
高崎駅から72km、
国道254号を車で約2時間16分
上信越自動車道を使うと約2時間6分です。
●西武池袋線 西部秩父駅で下車
御巣鷹山まで74km、国道299号を車で約2時間19分
タクシーで行くと料金は1万円以上かかるでしょう。
駐車場は2箇所になります。
下の駐車場は30台、上の駐車場は10台駐車可能です。
8月12日には慰霊を目的とした登山者で駐車場が満車のこともあるようです。その場合は村の方々の誘導に従って山道沿いに駐車しましょう。
付近にはお手洗いもあります。
下の駐車場からさらに車で5分ほど登ると御巣鷹の尾根登山口になります。
この付近に上の駐車場があり、標高は1350mです。
注意点
御巣鷹山に続く道は、現在は崩れている箇所もあります。注意して歩行しましょう。山道は特に下りの方が膝がきつくなります。
心配な方は杖があるとよいかもしれません。
足元は歩きやすい登山用の靴か滑りづらいスニーカー、雨具、水分補給用のドリンク、飴など軽く口に入れられる軽食等お持ちになると安心でしょう。
子どもでも登れる山ではありますが日頃運動不足な中高年の方にはきつく感じるかもしれません。無理をしないようにしましょう。
多くのご遺族の方の中には歳を重ねて慰霊に行くこともままならない方もいらっしゃるかと思います。
長い時を経て、事故のことを知らない方も多くなって参りましたが、慰霊に訪れることができなくなってしまったご遺族の分まで心をこめて多くの方に慰霊登山して欲しいと思います。