【地方移住体験談】都会から田舎に移住して1年、もしかして失敗したかなと思う3つのこと

暮らし・時事

【地方移住体験談】東京生活を諦めた私が地方に移住したメリットとデメリット

2020年6月5日

今回はシングルマザーのHさんから頂いた地方移住体験談をご紹介いたします。

 

********

数年前、約20年住んだ東京を後にして関西の田舎へ引っ越しをしました。

一番大きな理由は東京の「家賃の高さ」。

そして、子育て環境。

こどもの泣き声で近隣にご迷惑をかけることにヒヤヒヤして思うように子育てできない…

空気も悪いし、それならば思い切って自然環境のよい場所で子育てしてみよう!と思い立って動いたのですが…?

その結果感じたことをメリットデメリット両面から見てみたいと思います。

 

メリット

自然が多く環境がよい

まず下見に行って感じたことは「水めっちゃキレイ。」でした。

木々の美しさ、小鳥の鳴き声、海や川の美しさで住む場所を決めたといっても過言ではありません。

 

子育てしやすい

ご近所さんはご高齢のご夫婦が多いので、こどもをものっすごくかわいがってくれます。

小さいですが庭で遊ぶこともできますし近所の河原にお散歩も可能。

 

東京住まいで一番ストレスだった「こどもの泣き声や遊ぶ声で近隣に迷惑をかける」という不安も一切ありません。

一軒家ですし、のんびりとした雰囲気なので殺伐とした感じが一切ありません。

 

ご近所さんにもよるかもしれませんが、これは大きなメリットでした。

 

お金について

生活費

まずは住宅費用ですが、東京都内で9万円台の1Kマンションから、平屋の1軒家(5部屋)庭付き1万5千円生活になったことは非常に大きいです。笑

でもぼっ〇ん便所💦なので慣れていない人はキツイかも?

今住んでいるエリアは違うのですが場所によっては水道でなくて井戸水で水道代金がかからないエリアもあるので要チェックかもしれません。

保育料

現在住んでいる町は保育料が無料。

そこも住まいを決める上でのポイントになりました。

行政からのサポート

まずはたまたまタイミングがよく都会からの移住者に県が手厚いサポートをしてくれていたこと。年齢制限ギリギリセーフだったので補助金も支給して頂いたのは大きかったです。

我が家の場合は18歳未満のこどもと同居家庭だったので250万円支給して頂きました。

母子家庭で仕事がどうなるか不透明だったので正直この制度にものすごく支えられましたね。

 

現在はこの補助金は打ち切りになってしまったようですが、都道府県ごとに過疎化対策として様々な施策を取られているので「地方に引っ越してみようかな?」というお気持ちがフッと頭をよぎったら「移住 自治体 補助金」などのキーワードで調べてみてください。

 

思いのほか多くの都道府県で移住者サポートを行っているので見ているだけでも楽しいです。

でも、このような自治体のサポートは、存在していても「調べて」「応募して」「手続きをして」と自分から情報を取りに行ってアクションを起さなければ恩恵を得ることはできません。

 

待ちに徹することはせず、積極的に動いてみてくださいね。

デメリット

場所により通信状態が悪い

エリアによって状況は様々ですが、自宅内ではポータブルwifiは電波状況が悪いです。

管轄のケーブルテレビでインターネットの契約をすれば問題なくつながります。

でも、山深いエリアに入ってしまうとそれすら難しいことも、ネットの工事費だけで10万近くかかったという話も聞いたことがありますので注意が必要です。

 

特に地方に住んでインターネットでお仕事を完結させようと計画されている方はネット状況は死活問題。雨が降ったらつながりづらいなどもないかどうかの確認はした方がよさそうです。

 

仕事や保育所が見つかりづらい

インターネット関連のお仕事をしている方は自宅のネット環境さえ整えればOKかもしれませんが、

移住先でお仕事探しをしようと考えている方は場合によって苦戦するかもしれません。

自分で仕事をしながら季節によって農業のお手伝いをしたり、パラレルワーク・複業のような働き方を楽しめる方には全く問題ないとは思います。

 

保育所ですが、子どもが少ないので東京のような待機児童問題は無いものだろうと思っていましたが、我が家は移住して1年預けることができませんでした。泣

保育士さんの数が少ないところに移住家庭が少し増えたことで余裕が無くなった、ということが理由のようです。

数が少ないので他に預けられる場所もなく、ワンオペ育児しながらの仕事と言うのは自宅勤務できていても正直きつかったです。

 

車は必須

地方に住むと大抵ネックになるのが「車必須」

これである程度出費が確定してしまうのは正直痛手かもしれません。

そして場所にもよりますがガソリンが高いことも多いかと。

自転車やバイクで結構何とかなるよ~という立地だったらよいのですが、このあたりも事前に確認が必要です。

まとめ

調べていて不安だったのは

「地方の人は移住者に冷たい」「対人関係が大変」という移住体験談を多く目にしたことでした。

うまくやっていけるかな~とその点を一番心配していたのですが、私たち家族にとってはあまり心配はありませんでした。

 

ご近所さんや役場の皆様はみんな親切。

特にヘビーなご近所付き合いをすることもなく、適度な距離感です。

一度大雨が降って警報が鳴った時は、ご近所のみなさんが心配して訪ねてきてくださって、それは本当にありがたかったですね。

一人で乳飲み子を抱えて避難しなければいけないのかな…って不安でしたから。

 

確かに時折回覧板を回さなければならなかったりお祭りのお当番になったり、地域の清掃などもありますが、ふつうにコミュニケーションが取れていれば心配することはないと思いますよ。

 

これから地方移住を考えていらっしゃる方はぜひ参考にされてご自身のケースに合うかどうか検討してみてくださいね。

-暮らし・時事
-