ライター: K (60代男性)
私は、40年余り高校の教員生活を送ったので、組織に依存した生活を送って来たことになります。いわゆる、会社に依存した生き方と同じです。
しかし、教員生活には何の不満もない生活を送らせてもらいました。
時には、他の教員と意見が合わないこともありましたが、生徒とは本当に仲良く過ごしました。教員生活最後まで、同じニックネームで呼ばれていました。
中には、私のニックネームだけを知っている生徒もいました。結局、依存した生き方を続けたのです。本当に満足した生き方でした。
それに対して、「会社に依存しない生き方」をしようと考える会社員には、何らかの理由があると思います。
その理由などを説明したいと思います。
会社に依存した生き方を送ると?
会社員を続けていると、以下のような問題点があります。
① 人生の多くの部分を仕事が大半を占めているので、幸せになるかどう
かは会社に左右されます。
② 会社の指示に従って仕事をしているので、指示されたことがイヤでも従わ
なければならない。イヤならば辞めるしかないのです。
③ 自分の評価は会社が決めるので、良い仕事をしたとしても、自分の努力
に見合った評価をされないかもしれません。評価されて出世できるかどう
かは会社が決めるのです。
④ 会社の経営が破綻すると、影響は自分にも及び、リストラされ、収入が
ゼロになるのです。
⑤ 自分の給料は会社が決めるのです。仕事で大変な成果を上げたとしても、
成果は会社のもので、個人のものではないのです。会社員の給料は、会社
が決めるのです。成果に応じた給料がもらえるとは限らないのです。
⑥ 会社員は、勤務地によって住む場所が決まるのです。新入社員として入社
したとき住む場所を自分で決めることが出来たとしても、入社後何年か
経って、人事異動・転勤によって異なる勤務地に移動しなければならない
場合もあるのです。
⑦ 会社員の時間は、自分の自由にならない。寝る時間、起きる時間、食事を
する時間は、勤務時間を考慮しなけらばなりません。いつまでも寝ている
わけにはいきません。残業や休日出勤をしなければならない場合もあるの
です。自由に、休日の予定を立てられないこともあります。
⑧ 人間関係は会社が中心で、仕事をして行く上で関わる人が合わないと思
う人でも、我慢して付き合わなければなりません。ストレスが溜まります。
⑨ 定年後の生活も、会社が影響を与えています。老後資金は会社員時代の収
入によって左右されます。定年後は会社との関係が切れてしまうので、
会社員時代の人間関係が失われてしまい、孤独感に襲われる場合も
あります。
会社に依存しない生き方を考える理由は?
上記の①~⑨の結果、会社に依存しない生き方を考える理由に至るのです。
さらに、
日本は長寿大国です。今までの同じような働き方(会社員、65歳)で残りの人生を送ることができるのか?
以前は、定年(平均寿命80歳前後として)退職後、残り20年弱であれば、働いていた蓄えや社会制度(年金など)によって、裕福ではないにせよ生活ができました。
今、平均寿命が延びたことによって、定年退職後、30年から40年生活しなければなりません。今まで以上の蓄えが必要になるのです。
そうなると、賃金をふやすか働く期間を延長しなければなりません。
賃金は簡単には増やせません。上記⑤で述べたように、仕事の成果は個人のものではなく、会社のものなのです。
そうなると、次に、働く時間の延長です。しかし、会社側で働く期間の延長を拒まれる場合もあります。
たとえ、働けたとしても、満足のゆく収入ややりがいのある仕事が得られるとも限りません。
ということで、自分の寿命を全うし満足する生活をしたいなら、会社に依存しないで、自分の可能性を研鑽し続けなければなりません。
会社に依存しないということは会社員を辞めるという以外に、いろいろな会社で働けるようなスキルを身に着けるということです。
今まで以上に働きながら、自己研鑽を続けることです。その結果、将来の生活を変えることができるのです。
今後、会社に依存しないために、休日などを活用し実益につながるような研鑽活動をしなければなりません。
自己研鑽を続けて、いろいろな知識、経験、結果を得ることでいろいろな働き方ができるようになるのです。
会社に依存しない生き方にはどんなものがあるか?
会社のみの依存から脱却するためのおすすめする手段には、ブログやクラウドソーシングなどがあります。
ブログはインターネット環境さえあればどこでもできるし、やり方によっては
会社の給料を超える収入を得ることだって可能なのです。
クラウドソーシングはブログより一寸大変なのですが、自分の持っているスキルを求めている人に買ってもらうサービスです。
例えば、
お菓子作りが得意ならばレシピを教えてあげる
ファイナルシャルプランナーの資格を持っているならライフプランニングを
提案してあげる
このようなスキルをサービスに登録しておけば、求めている人からオファーがかかるのです。
まとめ
私は教員生活を終わり、今は、塾講師という仕事の傍ら、まさに、今日取り上げたクラウドソーシングの仕事をしています。
私の場合は、会社に依存しない生き方というよりも、定年後の年金生活者の副収入のため、さらに、何もしていないとボケてしまうんではないかという心配から始ました。
始めてみて、今では、楽しく仕事をさせていただいています。
今後とも、気楽に楽しくクラウドソーシングの仕事を続けて行きます。