母の日と言えば「カーネーション」ですね!
切り花でも鉢植えでも、また屋外で地植えにしてもかわいいカーネーション。
頂いたカーネーションを地植えに移した場合、なぜか茎がぐにゃ~…っと曲がっていって見栄えが悪くなってしまう、というご経験はありませんか?
そしてなんだか茎が茶色に変色したり、ウロコ状のようになってしまうことも…こうなってしまった場合、もうサヨウナラするしかないのかな? と悲しくなりますよね。
こちらの記事では、カーネーションをまっすぐに育てるためのコツについてまとめてみました。
カーネーションの茎が曲がってしまう理由
普通、市販のカーネーションの茎は緑色で真っ直ぐ上に伸びています。
でも、鉢植えや地植えに移し替えてそのまま育てているうちにくねくねと茎が曲がってしまうこと、ありませんか?
その理由には以下のような原因があります。
・茎が伸びすぎると花の重みで茎が曲がる
・若いときは幹が軟らかいので曲がりやすい
・曲がったまま放置すると、そのまま幹が固まってしまう
・前の年の苗など古くなると重みのために2-4節で曲がりやすい
カーネーションの茎をまっすぐのまま育てる方法
カーネーションの茎は一旦曲がってしまったら、もう元には戻りません。
まっすぐを保つコツはこちらになります。
添木・支柱を立てて曲がらないようにする
茎が長く伸びる品種の場合は特に、早めに支柱を立てましょう。
長くなってくると花の重みで茎が曲がることがあります。
一本一本に支柱を立てることが面倒な場合は朝顔に使う支柱などでもよいでしょう。
支柱を立ててビニールテープで巻く、というのが方法の一つです。
ネットを使って真っすぐに生えるようにする
株元から20-30センチ程度の高さに育ったら、ネットをはります。
ネットの張り方は、垂直方向(朝顔やへちまみたいに)ではなく、水平方向です。
カーネーションにかぶせるような形ですね。
ハウスの場合は壁と壁にネットをくくるような感じになります。
ネットの網目にカーネーションを入れて伸ばしてく、という方法です。
脇芽が出たらその都度摘んで消毒を行いましょう。
高く成長したらカーネーションの高さに合わせてネットの高さも上げていきます。
最上部が常にネットの網目に入っている状態を保つのがポイントです。
ネットからはみ出す部分が多くなったり隣の網目に入るなどすると曲がってしまうので注意しましょう。
短く「切り戻し」をする
一通り花が咲き終わったら茎を半分くらいに切り戻しましょう。
混み合った部分があれば根元から切り落とします。
カーネーションは高温多湿が苦手なので風通しをよくすることが目的です。
また古くなった茎は変色して曲がりやすくなるのでその対策でもあります。
切り戻しを行う時期は梅雨前と9月-10月くらいの秋が最適です。
温度や水分量に気を付ける
カーネーションは高温多湿に弱いため、夏枯れ(乾燥)を起こします。それが枝が茶色くウロコ状になる原因です。また根腐りしやすい性質もありますのでお水の量に気をつけましょう。
夏場は風通しを良くして、直射日光を避けてください。
カーネーションの茎曲がるのはなぜ? まっすぐキレイに栽培するコツは?まとめ
比較的育てやすいカーネーションではありますが、曲がらずまっすぐきれいに保つにはそれなりに手をかけてあげることが必要になります。
個人的には地植えで曲がったままワイルドに育ったカーネーションも悪くはないなと思いますけれど…(^^) せっかく頂いたカーネーション、できるだけ長くきれいに育ててあげたいですね!
素敵なカーネーションライフを♬