どん底を経験した人は強い。これは本当のことです。
どんを経験した人にしか分からないこと、どん底経験からしか得られない力があります。
できればどん底なんて経験したくないですし、経験しないまま人生を送る人もいます。どん底を経験する人の方が少ないでしょうね。程度の差はあれ、その人がどん底だと思ったのならどん底という辛い経験なのです。
今どん底だけど這い上がりたいと思っている、身近にどん底を経験している人がいて心配...。そんな人に読んでいただきたい内容です。
自分で変えられること以外を気にしない力
どん底に落ちた経験がある人は、何かや誰かの影響でそうなったパターンがほとんどのようです。つまり自分の力で変えられること、自分では変えられないことがあると学んだのです。
自分で変えることができる
・自分の外見
・生活習慣
・考え方
自分1人では変えることができない
・政治経済
・世界平和
・他人の行動や気持ち
おおまかに分類すると以上のようになります。
私は恋愛や人間関係でどん底経験があるので「他人の行動や気持ち」は変えられないと知っています。もし変えることができるのだとしたら直接的ではなく間接的に変えることができるかもしれませんね。
例えば彼氏に浮気をされ振られたとします。相手が悪いと恨むだけで終わらせません。自分にも浮気をされる原因があったのだと考え方を改め、原因を改善するなどして行動を変えると見た目も代わった。行動も見た目も変わったら相手が後悔して復縁を迫ってきた...なんてことが起きる可能性だってありますよね。
自分に変えることができないものがあると理解しておけば他人の言動に振り回されたり悩んだりすることはなくなります。
這い上がる力
どん底経験のある人は、どん底からどうやって這い上がりましたか?
必死で毎日生きた、ただ時間が過ぎるのを待った、何かアクションを起こした...。
どうやって這い上がったとしても、どん底から抜け出したということに変わりはないのです。この経験があるからちょっとした困難や挫折ではへこたれない精神でいられます。
客観的な視点で物事を見ることができる余裕があるので、少し困難な挑戦でも「やってみよう」と思えるのです。少々の失敗はノーダメージ。
先ほどの例を使います。彼氏に浮気されて振られたから次の恋愛が怖い、となりがちですよね。でも浮気されて振られるダメージと、新しく気になった男性に連絡先を渡して連絡が来なかったダメージを比べると後者の方が軽いですよね。
這い上がる力に加えて行動力というおまけが得られるのです。
どん底から這い上がったという事実も自信になり、生涯の財産となるでしょう。
失敗した経験を無駄にしない力
何かに失敗したことが原因でどん底に落ちる経験をした人もいますよね。
失敗から得た教訓を活かし、ただの失敗に終わらせないぞという意気込みを持つことで失敗した経験を無駄にさせない力が磨かれます。
ただ、同じ失敗を繰り返すようならどん底の経験から何も学んでいないことになります。
一度は失敗と向き合いましょう。根本的な原因を知り、対策して今後に活かすのです。
なるべく具体的に対策するといいですね。
パートナーと性格が合わず離婚したのなら、次に付き合う相手は最初から素の自分を出す、同棲して価値観の違いを理解しておく、といった対策をします。
少しの失敗も恐れない精神のおかげで行動の幅が広がって「どん底を経験したおかげだな」と思える日が来るといいですね。
ピンチに直面したとき「やってやるぞ」と思うのか「また失敗してどん底に落ちたらどうしよう...」と思うのか。どうせならどん底経験を踏み台にしてこれからの人生を豊かにしていきましょう。
もし身近にどん底に落ちている人がいたら、這い上がったら得るものがあると伝えてあげてくださいね。今は受け入れられなくてもいつか伝わるはずです。