5/27 は百人一首の日! | 記念日制定の理由・由来、定例イベント、雑学
5月27日は「百人一首の日」です。
この日がなぜ百人一首の日に制定されたのか、などトリビアをまとめてみました。
5/27 が百人一首の日になった理由・由来
1235年 (文暦2年) の5月27日に『小倉百人一首』(おぐら ひゃくにんいっしゅ) が完成に至った日、とされています。
「こくら ひゃくにんいっしゅ」(誤) ではありません。北九州の小倉かな? と勘違いする人も多いですがこちらは誤りです。
正しくは「おぐら ひゃくにんいっしゅ」と読み、京都の小倉山の山荘で藤原野定家が選んだ、といわれています。
「小椋 (倉) 山荘色紙和歌」「うたがるた」とも呼ばれていました。
時代は平安時代末期から鎌倉時代初期、日本文学の歴史の中での区分としは「新古今時代」と呼ばれる頃に当たります。
この時代はもちろん暦は旧暦。
カレンダー上の日付の方を採用しているので実際の日にちとはズレが生じています。
旧暦の日付を現代の新暦に直すと2020年 (令和2年) 7月17日(金曜)です。
京都の小倉山はどこ? 場所・地図
京都の嵐山・嵯峨野地区にあたります。地図はこちら。
現代の百人一首・かるた→競技かるた
百人一首が「かるた」として現代親しまるまでの変遷は私もまだ調べきれていないところがあるのですが、小倉百人一首が完成した後時を経て、16世紀ごろポルトガルのカードゲームなどの影響を受けて現在の形に近づいたと言われているようです。
江戸時代には賭博的な要素も孕んだとか。
ちなみに「かるた」という言葉はポルトガル語の「carta」(=カード)の意味から来ています。
引用: Wikipedia
近頃は、漫画「ちはやふる」などの影響でわかい年代の方にも百人一首やかるたの魅力が広く伝わりました。
特に「競技かるた」は全然文系なイメージじゃなくて意外と体育会系なのね…という強烈な印象もありましたよね。
「ちはやふる」はものすごくおもしろいし絵もかわいくてきれい (個人的感想) なのでぜひご覧頂きたいです。
百人一首の日の定例イベント
かるたのイベントは、競技かるたとしては
「競技かるた名人位・クイーン位決定戦」や「全国高等学校かるた選手権大会」などのビックイベントがあります。
今年2020年5月には、「インターナショナル 小倉百人一首かるたフェスティバル」が予定されていたようですが、全日本かるた協会の公式ホームページによりますとこのところのコロナウイルスの状況を考えこちらのイベントは延期となっているようです。
参照: 全日本かるた協会
百人一首関連おすすめ書籍
田辺聖子の小倉百人一首 (角川文庫)
小学生向けですがわかりやすいです。
小学生おもしろ学習シリーズ まんが 百人一首大辞典
競技かるたの魅力を楽しむには…なんといっても『ちはやふる』!!!
男性も楽しめる! 少女漫画『ちはやふる』原作オリジナル版
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