終活はいつからはじめるべき? 人生をよりよく生きるために「死」を考える
このところ目にすることが多くなった「終活」ということば。
意識されたことはありますか?
「終活始めようかな」という人に対して「そんなのまだまだ早いよ~」なんて笑っている、という会話をよく見かけるのですが、私は個人的に終活は早くから始めるに越したことはないと思う派。
今回はそのことについて書いてみたいと思います。
いつからでもOK。
終活はけして高齢者だけのものではありません。
老人が先を諦めて渋々行うものというわけではなく、「これから先の人生をよりよくするもの」であるからです。
若い時は、「自分の人生がいつまでか」なんて考えたりしません。
でも、「死」はどんな人にもいつか平等に訪れます。
事故かもしれない。
病気かもしれない。
自然災害やその他の未曾有の出来事に巻き込まれて…かもしれません。
このくらいの年齢がきたら準備しなさいね、というガイドラインはないのです。
早い人は20代・30代から。早ければ早いほどのメリットが
若い時にはなかなか人生について長期プランを立てることができません。
ですが若い方ほど「死」を意識してほしい。
「死」があるから「生」が尊いことを知ってほしい。
「死」から逆算して生涯で到達したい目標設定を決めてほしい。
「死」から逆算して「生」を考えることはこれからの人生をよりよくすること
「死ぬことなんて考えずに今目の前にあることに集中すべきだ」これも一理あることだと思います。
けれど、誰でもいつでも死ぬ可能性があると知って日々を一生懸命生きている人と、誰でもいつでも訪れる死の可能性を見ないふりして目先のことだけを見ることは違います。
誰もがふつうに今日と同じ明日が来ると思ってしまいがちですが、明日何が起こるかなんてわかりません。
最期を意識できている人は一瞬一瞬何に時間を費やすべきか、今日を誰と過ごすべきかいつでも後悔のない選択ができるようになるのです。