私は過去に2回クラウドファンディングで資金調達を行ったことがあります。
1回目は50万円、2回目は20万円。
一応2回とも希望額は集まったものの、いろんな意味で正直複雑な気持ちが…。
今回は、そこから感じた所感を赤裸々に書いていきたいと思います。
どうしてクラウドファンディングを活用しようと思ったのか
まず資金が不足していたということがひとつ。
そして、事業内容がソーシャルビジネス的な内容だったので、クラウドファンディングを切り口に新しい出会いが得られるのではないか、その後の事業にも共感しともに歩んでくれる友が見つかるのではという淡い期待。
この2つが大きな理由です。
どのサービスを使ったの?
使ったサービスは「Readyfor(レディーフォー)」。
2回とも同じです。
企画を出すと担当者がつきます。
企画をスタートさせるところから最後までしっかりと伴走してくれるので非常に頼もしいです。
おそらく、インターネットを普段あまり使い慣れていなくて不安な方や
クラウドファンディングが初めての方でも彼らの存在があるので迷子にならずに企画を進めることができるでしょう。
この点が大きなメリットです。
デメリット
デメリットというよりは自分の活用方法がよくなかった、というだけですが、以下のことが気になりました。
リターンの方法を失敗
支援してくれた方への御礼を「リターン」といいます。
そもそも希望額を失敗
「達成できなかったらどうしよう」
「そんなに大きな額を希望するのは悪…?」
などと変にネガティブな気持ちが働いてしまって、希望額を「本当に必要としていた額」よりもやや低く見積もってしまいました。
結果、運営がやや苦しくなるという事態に陥ってしまったことは大きな失敗。
それほど新しいご縁は生まれない
ほぼほぼ自分の昔からのご縁に頼った形でなんとか達成。
最後ギリギリまで達成するの!? できないの!? とヒヤヒヤするので正直もう一回やれと言われたら少し気合が必要だなあと思います。
上手く活用できなかったため手数料が割高に感じられた
Readyforの手数料は当時14%。
(2019年現在はサポートのない12%のプランとサポートつきの17%の二択になっているようです)
他社と比べ高いわけではありません。
サポートも手厚かったので感謝もしています。
でも…
自分の活用の仕方が悪かった、その理由だけで
手数料が高く感じられました。
というのも、リターンを、「クラウドファンディングを経由しないで販売していた商品」にしたのですが、結果的にReadyforからの新規顧客獲得にはほぼほぼつながらず自分の縁故に頼って心身削るような気持ちで最後売り切った感じだったからです。
手数料が引かれた分自分で通常販売するよりも利益が下がってしまった。
そして当初の設定額を低めにしてしまったので運営がなんとなくカツカツになってしまった。
という感想です。
メリット
だからといってメリットが全くなかったとは言いません。
「クラウドファンディングを成功させた」という事実は少なからず実績となっています。
また、ほんの数人だけでしたがクラウドファンディングを利用したから出会えたご縁がありました。
これは何物にもかえがたい財産です。
「クラウドファンディングを利用してよかったですか?」と聞かれたら
いろいろ複雑な気持ちはあれど「ほんとうによかった。」
次利用することがあるかどうかはまだ未定ですが、
精神的なストレスを無くし、先の運営につなげられるような有益なクラウドファンディングの活用方法、をまとめて発信を続けていきたいと思います。
これから挑戦される方がよき結果を得られるように、微力ながらご協力をしていきたいです。