岡山市内で結核の集団感染が話題ですね。
【速報】岡山市内で結核の集団感染 市が午後3時半から会見https://t.co/zGyaMQCA6E pic.twitter.com/fxv8tBKHSp
— 山陽新聞 (@sanyo_news) July 10, 2020
結核の集団感染と言って頭に浮かぶのは、1968年に発表された小説山本茂実氏の『あゝ野麦峠』。
内容などを改めてまとめてみました。
あゝ (@ 野麦峠 in 高山市 / 松本市, 岐阜県 / 長野県) https://t.co/987w8oZX69 pic.twitter.com/kwt9a0x9Dj
— まだら牛🏔🎲「OVERЯOID」リリース (@m_Usi) November 9, 2019
『ああ野麦峠』のストーリー
あゝ野麦峠 ああのむきとうけ http://t.co/fJe9XzCp4F 『あゝ野麦峠』(ああのむぎとうげ)とは、山本茂実が1968年に発表したノンフィクション文学。副題は「ある製糸工女哀史」。初版は朝日新聞社刊。1972年に新版が刊行されている。
— Wikipedia日本語版しりとりbot (@jawp_shiritori) February 18, 2014
小説 | 角川文庫版
タイトル『あゝ野麦峠』(読み方: ああ のむぎとうげ)
副題:「ある製糸工女哀史」
作者・作家・筆者: 山本茂実(男性)
世間の感想
山本茂実『あゝ野麦峠』読了。明治時代、長野の製糸工場で過酷な労働をしていた娘たちの記録。そのひとりひとりの人生を慈しむように記されているので、もう、涙無しには読めない。経営者側の苦闘も書かれているので、困難な時代が浮き彫りになっている。当時の信州の風景を再現する描写も素晴らしい。
— DIA-KIKU,DAI-SUKI (@australasicus) October 22, 2016
『あゝ野麦峠』読書中。悲し過ぎる庶民史。明治の富国強兵を支えた、娘たち…。山本茂実には ”哀史三部作” があって、『あゝ野麦峠 - ある製糸女工哀史』と、『喜作新道 - ある北アルプス哀史』、そして『高山祭 - この絢爛たる飛騨哀史』、との事。
— DIA-KIKU,DAI-SUKI (@australasicus) October 21, 2016
『あゝ野麦峠 ある製糸工女哀史 (角川文庫)』(山本 茂実 著) #読了 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 超ブラック製糸工場の女工たちが放棄してストライキをしたり、嬰児殺し、入水自殺など穏やかでない話も多数。明治から昭和初期にかけてのシルク狂想曲。分かりやすくてオススメです👍 https://t.co/mU5LMfiXSO pic.twitter.com/0Y9wzH60tM
— kindle探検隊@エンタメ垢 (@MangarianC) February 4, 2020
#読了 山本茂実『あゝ野麦峠』
鎌田慧『死に絶えた風景』
前者は製糸業、後者は製鉄業のノンフィクション。
日本の発展の陰、底辺でこき使われてた人達の現実。これもまた歴史でしょう。
どちらも時が経ってからのルポです。原発とか、オリンピックとか、私達が読めるようになるのはいつでしょうかね。 pic.twitter.com/dXRmVE1m2o— moriaez (@moriaez1) February 1, 2020
ああ野麦峠は実話? 嘘? フィクション?
ああ野麦峠は基本的には事実を基にしたノンフィクションと言われています。
ですが、事実は事実でも見方によってさまざまな意見があるようで、それが「嘘」と取られることもあるかもしれません。
富岡製糸場は官営工場なのでここで働いてた少女たちは言わば公務員でエリート。「あゝ野麦峠」の女工哀史とごっちゃにされがちだけどあちらは岡谷や諏訪の民間製糸場で言わばブラック企業。 #歴史秘話ヒストリア
— TAKA (@narulinjane) May 21, 2014
『あゝ野麦峠』の原作は、たしかに聞き取り調査をベースにしたノンフィクション作品。一方の映画は原作をもとにしてはいるが、あくまで脚色された作品である。でも、映画を見た人たちは「描かれた世界」を事実として受け止め、今に至るまで「資本家=悪」という刷り込みになっているのがちょっと怖い。
— 『ヴァティカンの正体』筑摩新書/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) April 26, 2014
あゝ野麦峠映画版
ああ野麦峠<東宝DVD名作セレクション>
7月15日は社会派の巨匠・山本薩夫監督の誕生日(1910年生)。初めてヤマサツの映画を見たのは学校で優待割引券貰って行った「あゝ野麦峠」。その時は監督が何者か知る由もない。モロボシ・ダン(森次晃嗣)が血も涙もない若旦那の役だったのがちょっとショックだったw pic.twitter.com/BjRsRpztLk
— hayamin (@hayamin_tw) July 15, 2018
<東宝DVD名作セレクション>で 『あゝ野麦峠』が初廉価化されたが、せめて2作目『あゝ野麦峠 新緑篇』も出して欲しかった・・・ pic.twitter.com/Pyd7mv6jfW
— パッキー@Mナンバー探偵 (@PackyMnumber) June 12, 2018
『あゝ野麦峠 松田聖子』と検索したら、
あゝ野麦峠は、大竹しのぶ!😵
松田聖子は、野菊の墓!!💦💦
勘違いあるあるか??おまけに近くのレンタル屋に野菊の墓はあるのに、あゝ野麦峠はない。
無いとわかると、ますます観たい。あゝ野麦峠……— ふじい りょうこ (@Ryoko_262228) March 22, 2018
映画版感想文
「あゝ野麦峠」1979年
監督 山本薩夫身体を壊した女工のみねは、故郷に帰る事なく野麦峠で息を引き取る。
お助け茶屋の老婆は、みねに死化粧を施すのだった。 pic.twitter.com/7gLgNYhcbE— メロウリンク (@x4k_w) March 26, 2020
『あゝ野麦峠』
超絶ブラック企業。労基が卒倒するレベル。富国強兵の明治時代、過酷な労働環境に身を置く女工達の青春。
原作を上回る過酷さで大ブームに。大竹しのぶをはじめ当時の若手女優競演で汗と涙がまばゆい。そして可愛い。山本薩夫監督の力強さは容易に脳裏に蘇る。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/SJx1ZIgGey— キタコ🎬 (@kitaco127) March 10, 2019
元長野県民からすれば、ド左翼(笑)の故山本薩夫監督の撮った「あゝ野麦峠」は、当然の事とはいえこの現実をガッツリ無視していて、違和感を覚えた記憶がある。 https://t.co/nwipXdaw2M
— 竹内修 (@otfsx1228) December 10, 2016
まとめ
結核というとはるか昔の話に聞こえてしまいます。
ですが昨年外国人労働者でも同じようなことが問題になっていましたね。
明治から大正の物語だった「あゝ野麦峠」みたいなことが平成31年の日本で起こっているとはね。やりきれない。
↓
敷きっぱなしの布団に雑魚寝 同じ皿を回し食事 結核発症の実習生 - 毎日新聞 https://t.co/sKHhz1Gp7b— Hironobu SUZUKI (@HironobuSUZUKI) March 17, 2019
日本の体質は基本的には現代でも変わらないんだなと気づかされます。
私の実家は千葉ですが、近所でも集団感染があって、あそこのばあさんが罹患して隔離されて周り近所中消毒して…という思い出を未だに祖母から聞くことがあります。
今年2020年はコロナから始まりまだまだ自然災害や疫病の恐れが続きます。
結核も全国的に広がり…なんてことが無いように用心していたいですね。