マララ・ユスフザイ(ユースフザイまたはユサフザイ)氏とはパキスタン出身の女性で人権運動家です。
2012年10月9日、通っていた中学校から帰宅するためスクールバスに乗っていたところを複数の男が銃撃。頭部と首に計2発の銃弾を受け、一緒にいた2人の女子生徒と共に負傷した
引用: Wikipedia
15歳の少女がイスラーム過激派から銃で撃たれるというこのショッキングな事件を通じて彼女を知るようになった人が多いかもしれません。私もその一人でした。
なぜ彼女が狙われたのか、そしてその後の彼女の活動についてまとめてみました。
事件のきっかけ
- マララさんが生まれ育ったパキスタンのスワート渓谷は2008年から反政府武力勢力であるタリバン(ターリバーン)の支配により女子教育が禁止に。
- さらには女子高の破壊活動も行われ、マララさんも学校に通うことができなくなりました。
それらの状況についてマララさんはBBCブログにて匿名で投稿し非難。
女性が勉強することを固く禁じられている状況下でそれでも学びたいと学校に通い続けたこと、そしてインターネット上での発信活動が原因となり、命を狙われることとなりました。
生還後の活動
イギリスで治療を受けた後財団の立ち上げ、ノーベル平和賞受賞と事件の痛ましさにも負けず輝かしい功績を残しています。
- 2013年
- 7月12日の16歳の誕生日に、ニューヨークの国連本部でスピーチ。国連によって7月12日が「マララ・デー」と制定される
「マララ財団」を立ち上げ、女の子が安心して学べる環境をつくるために支援活動を始める
- 2014年
- 最年少でノーベル平和賞を受賞
引用: https://www.plan-international.jp/special/malala/
2013年に出版した手記『わたしはマララ』は日本語にも訳され、2014年のノーベル平和賞受賞によりさらに世に広まることとなりました。
同じ名前でドキュメンタリー映画版も出ているのでこちらも要チェックです。
ただの個人的な感想ですが、
まだ15歳という幼い少女が、銃撃されるという辛い経験。本来なら心身のダメージとトラウマに苦しんで数年間表に出られないことになっても仕方ないだろうと思います。
事件からこんなにまもなく立ち上がり執筆や活動へと向かえる精神力に尊敬の念を抱くほかありません。
もちろん活動は心から応援したい。
そうは思えど、我々が思う以上にターリバーンの問題、女性の教育にかかる問題は根深いものです。
ただ学校を設立するだけでは叶わない。
国や世界を相手にしてどのように具体的に行動していくのか。
欧米勢力の道具にされてしまうようなことがないとよいな、とすこし心配な気持ちもあります。
でも応援しています。
SNSでの発信
今ではインスタグラムやツイッターなどインターネットを使いこなして世界中に情報を発信し続けています。
まだ22歳とお若いですが、現代の世界を導くリーダーともいうべき存在ですね。
〇Instagram
https://www.instagram.com/malalafund/
〇Twitter
🤗🤗I hope this helps with your time at home. Happy reading! https://t.co/QFSFfSoo0A
— Malala (@Malala) March 23, 2020
学歴
2017年に名門オックスフォード大学に入学。
政治学・経済学・哲学を専攻して現在も学び続けています。
マララ・ユスフザイ氏の名言
【素敵女子 名言】
1人子供、1人の教師、1冊の本、1本のペン、それで世界は変えられます。
ーマララ・ユスフザイー#素敵女子 #素敵女子コンテスト #マララユスフザイ #名言— NOZZE.素敵女子コンテスト (@nozze_suteki) November 18, 2016
ノーベル平和賞のマララユスフザイ(17)の受賞の挨拶にあった言葉
「世界中に銃を配ることは簡単なのに、本を配ることがなぜ難しいのか」
名言。— greenblue_earth (@greenblue_earth) December 11, 2014
マララユスフザイのこの名言好きだわ
1人の子ども、1人の教師、1冊の本、1本のペン、それで世界は変えられます
One child, one teacher, one book, and one pen can change the world— 稲瑠垣征 (@Ryu2Spy005) October 13, 2014
マララ・ユスフザイ氏スピーチ
英文/英語字幕付き
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マララの物語 わたしは学校で学びたい (日本語) 大型本
マララ・ユスフザイ氏の現在
2013年に立ち上げた「マララ財団」を活動の中心として、学業と両立しながら女の子が安心して学べる環境をつくるための支援活動を行っています。
マララ財団ホームページ