次に太陽に近づくのは5000年以上先、と言われるネオワイズ彗星(C/2020 F3)が見ごろを迎えています。
コロナの自粛で外遊びも制限がありますが、おうちから一歩出てほうき星を眺めるというのもまた一興、ですね。
本日はそんなネオワイズ彗星についてまとめてみます。
ネオワイズ彗星とは?
【晴れた夜空】今夜は関東などで「ネオワイズ彗星」観測チャンスhttps://t.co/ZdDYUD8GNm
20時前から21時すぎにかけての北西の空に注目。国立天文台によると、次に太陽に近づくのは5000年以上先とみられている。 pic.twitter.com/pse5MoQ7Ph
— ライブドアニュース (@livedoornews) July 19, 2020
望遠レンズを使って撮影したネオワイズ彗星です。
2種類の尾が写っています。
やや曲がって黄色っぽく写ったのが塵でできた尾(ダストテイル)。
真っ直ぐ青白く伸びるのがイオンの尾(イオンテイル)です。
(先日撮影) pic.twitter.com/LtblS7XN6t— KAGAYA (@KAGAYA_11949) July 19, 2020
ネオワイズ彗星は今年3月に発見されました。
多くの彗星は明るくなると予想されてもその前に崩壊してしまうようですが、ネオワイズ彗星は崩壊せず「2等台」と日本から観測できるものとしては近年まれにみる明るさ。
条件がよい時には肉眼で観測できるほどでした。
日本時間でいうと7月4日に太陽に最も接近した点である近日点を通過。
今後のネオワイズ彗星の観測は日を追うごとに高い位置となるので観測はしやすくなります。一方明るさは徐々に低下していくため、見分けづらくなるでしょう。
改めて、 #ネオワイズ彗星 のこれからの位置です。日没から1時間後。北斗七星が目印になるでしょうか。 pic.twitter.com/2ychdmS78A
— 星が好きな人のための新着情報🔭 (@localgroupjp) July 19, 2020
ネオワイズ彗星が見える位置・方角・時間
ネオワイズ彗星がどこに見えるか、というと「北西の空」です。
今月7月の中旬までは日の出前にしか見ることができませんでした。
7月中頃以降は日没後の北西の空におおぐま座(北斗七星)の下に見えます。
日を追うごとに地平線からの高度が高くなるそうですので注意して観察してみましょう。
北海道など北の地域では彗星が一晩中沈まない様子を観測できるようです。
ネオワイズ彗星はどこで見える?
Twitterでもさまざまな場所から素敵な写真がアップされています。
北海道
クリスマスツリーの木で撮影していると
流れ星とほうき星が姿を見せた#東京カメラ部#PASHADELIC #写真で感じる北海道#美瑛 #クリスマスツリーの木#ネオワイズ彗星 pic.twitter.com/XwSvIWfwEA— タカオ (@Takao_key) July 19, 2020
札幌
ネオワイズ彗星と人工衛星と日本新三大夜景と#ネオワイズ彗星 #星空 #札幌 #夜景 pic.twitter.com/Xsx0uynoEa
— ヤキユ (@BNR34LikeGamer) July 19, 2020
山形県
そういや昨日(2020/07/19 20:22(JST))にネオワイズ彗星を撮っていたとき、飛行機が写り込んだと思って没にしていた写真ですが、もしかして国際宇宙ステーションだった? いまさら軌道を見ると合うようなww (撮影地:山形) pic.twitter.com/jxKekPf6JO
— 柴田孔明 (@koumeiShibata) July 20, 2020
秋田県
撮って出しですが、ネオワイズ彗星撮影に成功しました!
にかほ市飛び崩れにて。 pic.twitter.com/QAJFbk3ixe
— ヴィンナ@鋼のケツ同盟 (@bina_CBR250R) July 19, 2020
新潟県
ネオワイズ彗星(C/2020 F3)
新潟県 村上市 笹川流れ長い尾を引きながら日本海に沈みゆく姿は迫力がありました。#ネオワイズ彗星 #NEOWISE #C2020F3 pic.twitter.com/VDxjqJGEJ6
— むらっちょ (@nic_mura_5) July 19, 2020
福島県
みんなに見て欲しいから上げます!
生きている間にはもう見れない、、、
ネオワイズ彗星
猪苗代湖畔で夕暮れから2時間程撮影しました。#ネオワイズ彗星#猪苗代湖#磐梯山#空ネット#福島撮影隊#星空 pic.twitter.com/aEW8eOdE4J— kei (@creamtoai) July 19, 2020
茨城
茨城でも肉眼で見ることが出来ました。
ネオワイズ彗星と天の川。 pic.twitter.com/pnM22PU4nD— スケガワ (@Sukegawa114) July 19, 2020
埼玉県
お山の上から埼玉の夜景とネオワイズ彗星。
かなり雲が出てましたが、埼玉の空にも一瞬だけ姿を現しました。#ネオワイズ彗星 pic.twitter.com/RAUxzbtTRm
— Yuji Shibasaki@Photo (@Yuji_48) July 20, 2020
東京
スカイツリーとネオワイズ彗星 pic.twitter.com/48PXCkPnrH
— ぐるぐるうづまき (@guruguruuzumaki) July 19, 2020
富士山周辺
ネオワイズ彗星が富士山に降り注ぐように北西の夜空に
輝いてました💫#富士山#イマフジ#イマソラ#ネオワイズ彗星#写真好きな人と繋がりたい #ファインダー超しの私の世界 pic.twitter.com/AH6J7fJIBJ— takafuji mitsui (@Mm916bipSanki) July 19, 2020
長野県
大迫力のネオワイズ彗星が
撮れたので
ぜひ観てください☺️
※縦なのでタップお願いします#ネオワイズ彗星 #neowise #NeowiseComet #c2020f3 #cometneowise #小川村 #長野 #東京カメラ部 pic.twitter.com/WTdAnEmIFr— 宮下 夏樹 @Nagano🇯🇵 (@sigmist810) July 19, 2020
能登
能登の羽咋で7月18日に撮影したものです。
イオンテールがやっとハッキリ出ました。
右上に少し雲がかかっていたのが残念です。 #ネオワイズ彗星 #NEOWISE pic.twitter.com/ZHdqnAUDEZ— Sam@ほしぞloveログ (@hoshizoloveblog) July 19, 2020
高知県
【四万十の夜空】現在、四万十天文台付近は晴れ、気温は22時時点で25.5℃です。今夜、やっとネオワイズ彗星に出会えました。肉眼でも長い尾が見られ、観望会のお客様と一緒に久しぶりの明るい彗星を眺めました。明日も会えるでしょうか、会いたいなぁ…明日お天気が良ければ、ぜひ探してみてください☆ pic.twitter.com/e5xdFjhsox
— 四万十市天体観測施設『四万十天文台』 (@simanto_obs) July 20, 2020
奄美
海辺のネオワイズ彗星。
奄美からも見えました。
梅雨明けバンザイ。 pic.twitter.com/uKfnMbnDD7— 別府亮/RyoBeppu (@ryo_beppu) July 20, 2020
アメリカ合衆国東部・メリーランド州
現在地球に近い位置にあり、肉眼でも観察できるネオワイズ彗星が話題に。同彗星と国際宇宙ステーションが交差して見えた瞬間をとらえた写真。 https://t.co/rCy8wZCBJ4 米国メリーランド州で Nick Proudfoot 氏が8秒間の露光時間で撮影。約6800年ごとにしか見られない同彗星の写真の中でもレアな一枚。 pic.twitter.com/vg64y2LGh9
— Oguchi T/小口 高 (@ogugeo) July 19, 2020
ネオワイズ彗星の探し方
ツイッターでわかりやすく解説されている方がいらっしゃったので引用させて頂きます。
【ネオワイズ彗星の探し方】
北の空で北斗七星を探してみてください!
その下側(北側)に彗星がいます。
彗星の位置は毎日少しずつ動いていきますが、今月末にかけて北斗七星のそばを高い位置に移動していきます。2枚目に星座線と矢印を書いてみました!
(写真は7月18日22時撮影)#ネオワイズ彗星 pic.twitter.com/ru8mwiqfLK— 星空写真家やんばるくいな (@photokom) July 20, 2020
今日は多くの地域で久々の晴れ!
夕方〜宵にかけて、北西の空でネオワイズ彗星が見られるかもしれません。双眼鏡やカメラを持って、空の開けたところで探してみましょう。北斗七星が大体の目印になりそうです。解説ページ→ https://t.co/T71RjZps3s pic.twitter.com/0TAalz46IV
— アストロアーツ (@AstroArts) July 19, 2020
ネオワイズ彗星はいつまで見られる?
ネオワイズ彗星は、この試練を生き延びたようだ。太陽への最接近を果たした今も、ガスと塵でできた長い尾をたなびかせている。ダンリー氏は、「あと1カ月程度はよく見えるでしょう」と期待する。引用: NATIONAL GEOGRAPHIC 米ロサンゼルスにあるグリフィス天文台のキュレーター、ローラ・ダンリー氏のことば
まとめ
生きている間には確実にもう見られない星を眺めるなんてロマンティックですよね。
今日の関東のお天気は雲が多そうですね。すでに肉眼では薄くなっていてカメラで撮ると尾を引いているのがわかる程度のようですが、晴れ間が見えそうでしたらぜひ双眼鏡を片手にチャンスを狙ってみましょう。