会社が急に倒産してしまったり、
突然クビになってしまったり、
コロナをきっかけに誰もがいつなんどき職を失ってもおかしくない時代になっています。
今現実的に仕事がない、
営業ができない、
再就職ができない…
そんな悩みを持っている方は日々、きっと「何かできないか」と思考を巡らせているのではないかと思います。
身の回りのものを「これって売れるかな?」と質問を受けることが多いのですが特に聞かれることが多いのが「流木」。
今回は流木が売れるかどうかまとめてみたいと思います。
流木、売れます
先に結論を言いますと、流木は売れます。
「儲かる」とは断言できませんし、あなたの商品が売れるとは言えませんが少なくとも「売れる可能性はある」とは言えます。
この人が言ったから売れるんだな、じゃあ売りますと受け身でいるのではなくて
必ずご自身でリサーチして判断してくださいね。
売れるか売れないかを判断する方法
メルカリやヤフオクを使ってリサーチする方法
流木に限らず、「〇〇って売れるかな?」と疑問に思った時、使いやすいツールは「メルカリ」「ヤフオク」です。本気でやりたい方は「オークファン」などもオススメ。
オークファンなら国内のショッピングサイトをまとめて比較検索できるので効率がよく、時間を有効に使うことができます。
インターネットを使ってモノを売ったり買ったり、特に「売る」という体験をされたことのない方はメルカリかヤフーオークションが使いやすい方から入ってもよいかと思いますのでどのツールを使うか、はご自身で判断されてください。
そして、まず売れるかな? と思われた商品名で検索をします。
そうすると通常は今現在出品されている商品か、出品中で購入できる商品と売り切れてしまった商品が混在して検索結果に表示されるかと思います。
次にフィルターにかけます。
「売り切れ」の商品のみ表示してください。
そうすると、すでに売り切れてしまって販売が終了した商品のみがずらりと並びます。
チェックポイントは
・売り切れのものがたくさんあるか
・最近も継続して売れ続けているか(ニーズがあるか)
・いくらくらいで売れているか
・どのように売っているか(処理の仕方、概要欄の書き方、梱包の仕方等)
を確認しましょう。
そもそも売り切れのものがないような商品ならば売れる可能性が低いので扱うのはやめておいたほうがいいかもしれません。
たとえ仕入れにお金がかかっていなかったとしても、れっきとした物販事業です。
①販売実績(売れた個数・ニーズがあるかどうか)
②販売頻度(どのくらいの間隔で売れ続けているか)
③どのくらいの価格で売れているか(仕入れ値より高く販売できるか)
を検討するための材料にしましょう。
商売に失敗しやすい人の傾向として、「オリジナルの商売をやろうとしてしまう」という点があげられます。
自分で「考える」のではなくて「今実際に売れているもの」を売るべきですし、売れている事業に参入すべきです。
私自身もずーーーーーーーーっと、10年もの間意固地に「自分のやりたいビジネス」にこだわっていてきちんと稼ぐことができませんでした…(反省)
ですので、「正しくパクる」ことが大切です。
パクりというととても悪いことをしているような言い方になりますが、
物事はすべて何かの模倣のもとに成り立っています。
完全に自分のオリジナルのアイデアなんて思い上がりです。
守破離、という言葉もありますよね。
「守」すなわち成功者を徹底的にまねるということが何よりも大切なことです。
この「パクる」というのはマネをする、ということですが、商品そのものをマネするとそれは本当にパクりになる危険性があります。
流木の場合はあまりないですが、文章や作品、デザインなどのアイデアそのものを丸パクリするのはやめましょう。
パクるというよりは売れている商品や出品者さんの研究を徹底的にして、「思考」をまねるということが大切なのです。
商品リサーチをしている間に、売れている出品者さんに出会えたらその方をフォローしましょう。
・何を販売しているか
・どのように顧客対応をしているか
などしっかりチェックしてください。
Google Trendsで世の中のニーズの流れを読む
「Google Trends」というツールがあります。
これは今世間の人たちが特定のキーワードに対してどのくらい興味関心があるかを教えてくれるツールです。
例えば「流木」とキーワードを入れるとこんな図が出てきます。
流木の何について興味があるのかはまだここではわかりませんが、少なくとも「流木」そのものは最近少し上昇しているということがわかります。
同じ要領で、流木を買いそうな人たちが同時に興味を持つであろうキーワード…たとえば
・アクアリウム
・インテリア
・流木雑貨
などの関連キーワードを洗い出して検索、などを行っていくと、具体的に顧客となりそうな層がはっきり見えてきます。
緊急事態宣言が発令されてお家時間が長かった時は自宅で楽しむようなもののニーズが高まりました。
そういった社会的な事情を読んだり、さまざまな角度から顧客像とどんな価値を提供するのかを考えていきましょう。
流木を販売するための準備
流木を販売するためには準備が必要です。
海から拾ってきてそのまま販売、となるとなかなか売れづらいのが現実…
しかし売れないわけではありません。
実際先ほど検索した時には未処理の拾ってきて乾燥させただけのものもいくつか売り切れになっていました。
ただ、嘘は書けませんので商品説明の欄に、正確に・詳細に状態を記す必要があります。
流木のアク抜き
一般的に売れている流木はあく抜きの処理をしたものであることが多いです。
高温煮沸して殺菌をしておくとその分高く販売しやすいでしょう。
流木にカビが生えていないかチェック!
人によっては「形が美しい」というポイントを重視して商品選びをすることがあるかと思います。
でも美しいかどうかを判断するのは顧客側。
審美的な価値観というものは正直わからないこともありますので、あまりここは悩みすぎずにとにかく正確にわかりやすい写真を撮り、商品説明を記し、商品リストに載せておくことが大切かと思います。
メルカリやヤフオクを利用する際、商品を登録するだけならお金はかかりませんので、とにかく求めている人の目に触れやすいように数多く出品していくとよいです。
ただ注意したいのは、「清潔か否か」という点は「美しいそうでない」よりもシビアにチェックをした方がよいです。
汚れや白カビ・水カビのようなものがあれば処理を施す必要があります。
あまりにひどく処理できない場合は無理に販売すると信用問題にもなりますので注意しましょう。
流木の販売方法
販売するプラットフォームを決める
個人で商品を販売する手段としては様々な方法があります。
最初は
・メルカリ
・ヤフオク
・ラクマ
等で販売されることをお勧めします。
独立志向が高い方はすぐに自分のショップを立ち上げたがるのですが、利用者数が多い場所で商いをしなければ誰にも知ってもらうことができません。
取引数やリピーターが増えるようであればショップを立ち上げた方が利益率・利益額を増やせる可能性が増えてきますが、それは次のステップにとっておきましょう。
量が多い場合は「業者に卸す」という手段も考えられます。
流木の場合ならば熱帯魚店など、その他考えられる利用用途から逆算して営業をかけるというやりかたもあります。
少し敷居が高く感じられるかもしれませんが、個人に販売するのも法人に販売するのも基本的にやることはかわりません。
取引量によっては販売までの準備に工夫が必要になるかもしれませんが、まとまった量を卸すことができるのであればまとまった利益を生み出すことができるかもしれません。
やらない前から毛嫌いせずに選択肢の一つとして入れておくとよいでしょう。
どこまで加工するか?
流木を販売する、といっても販売方法はひとつではありません。
・流木をそのまま販売する
・流木をきちんと消毒してから売る
・流木をアート作品やアクセサリー、オブジェ、インテリア、雑貨、ディスプレイ等に加工して販売する
などいろいろアイデアが出てくるかと思います。
考えてるだけでは正解はわからない
いくら誰かが売れると言っていても
いくら考えていても
実際にやってみてどのような結果が生まれるのかは正直誰にもわかりません。
答えは実際にあなた自身の手でやってみるしかないのです。
失敗しないための下調べは必要ではありますが、過剰に怖がりすぎて手を出せないでいるといつまでたっても何もできずに終わってしまいます。
とにかく行動してみて、そこから「成功するにはどうしたらよいか」を導き出していくくせを付けることをおすすめします。