これは実話です。
オレオレ詐欺なんてお年寄りが引っかかるものなんじゃないの~?なんて思われるかもしれませんが、
実は私(2019年現在アラフォー)、20年以上前にオレオレ詐欺に実際に遭ったことがあるんですよ奥さん!!
あ~もう怒りと恥とで正直もう二度と思い出したくもないのですが、同じ被害に遭う人が出ないように、そして自分も絶対同じような類のことをしでかさないように、戒めとして記しておきたいと思います。
オレオレ詐欺被害に遭ったシチュエーション
それは若かりし頃働いていたバイト先での出来事でした。
バイト先は小さなカフェ。
その日はたまたま店長がおらず私だけがお店に立つ日。
やや忙しめの時間帯に一本の電話が入りました。
「お疲れ様です。昨日の売り上げと今日の状況はいかがですか?」
そこのお店は運営している会社は本業というかメインの別の事業があり、社長が時折電話で状況を聞いてくるような感じで運営していました。
私はすっかり社長がいつもの調子で電話してきたものだと思い込んで、
「あ、社長ですか?お疲れ様です。昨日の売り上げは〇〇円でした…」などと事細かく話し始めました。
「そうか。では今日はついでがあるので社の者に売り上げの一部を取りに行かせるので対応をよろしく」
と言われ電話は切れました。
数分後、社長から用事を仰せつかったという社員の方が訪ねてくると、
私は用意しておいた封筒を渡しました。
金額は確か20万円ちょいだったと思います。
その時は「ふうミッション完了」とばかりにちょっと清々しささえ覚えながら他の業務に取り組んでいたのですが、
ちょっと経ってから
「…あれ、ほんとうにあれって社員の人だったの!?」
妙な不安感がぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる頭の中をめぐり始めました。
「やばい…私とりかえしのつかない失敗をしたかも」
不安は的中したのです。
やってきた人間は社員でもなんでもなく、また電話も社長ではなく
私はオレオレ詐欺の策略に愚かにも簡単に嵌ってしまったのです。
オレオレ詐欺後の対処
その後本社で事実確認と話し合いが行われました。
結局被害金額20数万は私のお給料から引いて頂くことに。
私はそれを機にそのバイトを去りました。
自分の責任なので、仕方ありません。
でも、自分でも「なんでこんな簡単な手口に引っかかってしまったのか」と自分の愚かさに涙が出たのでした。
原因を振り返ってみる
自分でいうのもなんですが責任感が強く生真面目なタイプで、人に頼りにされるのが喜びになるタイプの私。
学歴も、学校の成績もそこそこよく、
自分に驕りがあったのです。
忙しくてもサクサク仕事をこなせる自分サイコーと酔っていたのです。
思考停止にもほどがあります。
自分を猛省し、
小さなことでもしっかり思考
人を信頼しすぎるな
自分も人も疑え
と新たな教訓を胸に刻んだのでした…。
その後も別の失敗を繰り返すんだけどね。ハァ( ;∀;)