ビッグベンって何? 名前の理由や由来・場所と地図まとめ
イギリスの観光名所のひとつとして知っている人は知っている…有名な時計台。
現在は改修工事を行っていて、観光に行ったとしてもその姿はお目にかかることができないようです。
本日はそんなビッグベンについてまとめてみました。
ビッグベンって何?
ロンドンのテムズ川のほとり。
ウエストミンスター宮殿 (=英国国会議事堂) の一角に建つ時計塔の中にある「鐘」。
時計塔や建物そのものを指して通称として「ビッグベン」と呼んでいるのかと思っていましたが、正式には「鐘」の名前なんだそうですよ。
さらには、時計塔の中には5つの鐘が設置されていて、そのうち一番大きいものよが「ビッグベン」という愛称でよばれるようになりました。
鐘全体は「グレイト・ベル」といいます。
1859年に完成したロンドンのシンボルで、1時間ごとの大きな鐘と15分おきの小さな鐘で160年近くもの間時を刻んできました。
塔の大きさは、高さが96.3m。
階数は11階まであります。
なんでビッグ・ベンって呼ばれてるの? 名前の意味・由来、愛称、通称
一番大きな鐘を「ビッグ・ベン」と呼ぶようになった経緯には2つの説があると言われています。
その①
時計塔建設の工事責任者、ベンジャミン・ホール卿の名前から来ているという説。
その②
時計塔建設当時人気のあったボクサー、ベン・カウントにちなんで、という説。
ざっくりと通称「ビッグベン」と呼ばれている塔そのものに関しては「クロックタワー」と呼ばれます。特にエリザベス女王2世在位60周年記念を迎えた2012年以降は「エリザベスタワー(Elizabeth Tower)」と呼ぶのが一般的になりました。
ビッグベンの修繕工事はいつまで? 2020年現在の姿
そんなビッグベンですが、現在は修繕工事中でその姿を拝むことはできません。
2017年8月21日から2021年までを予定しているとのことです。
いずれにしても今年は新型コロナウイルスで海外旅行は望めないのですが、工期にまで影響してくるかどうかは未知数です。それがなかったとしても工事期間が長引くというのは海外あるある…当分の間は見ることができませんね。
ちなみに工事期間中は作業の安全を確保するため鐘の音もストップしているとのこと。
大みそかや戦没者追悼の日などの特別な日のみ例外的にに鳴らす予定となっているそうです。
だいぶ町の印象が変わりそうですね。
〇工事期間中のビッグベン
ビッグベンの場所・地図・画像
ビッグベンの鐘の音には歌詞がある? 日本でもおなじみのあの音
ビッグベンの鐘の音は、日本人にはものすごくなじみのある…
学校のチャイムの音でした!
ちょっとテンポ早い!!
『ウェストミンスターの鐘』というタイトルの楽曲なんだそうです。
『ウェストミンスターの鐘』のメロディには、いくつかの英語の歌詞がつけられている。いずれも内容的に教会での祈祷文に近い。
まずは、ビッグ・ベンの時計室の壁に刻まれている公式の歌詞。旧約聖書「申命記(しんめいき)」の文言を踏まえた内容となっている。
All through this hour
Lord, be my guide
And by Thy power
No foot shall slide.全ての時をとおして
主よ 導きたまえ
汝の御力によって
迷いは消え去る
引用: 世界の民謡・童謡
学校のチャイムは今までなんとなく切ない、ノスタルジックな印象を勝手に持っていましたが、これを知ってからはちょっとイメージ変わるな~と感じました。