バンクシーとは? ネズミに込めた意味?東京で発見されたネズミの絵は本物?
【バンクシ―(banksy)】は、英国のブリストルから活動を開始した路上芸術家。
生年月日や本名、個人アーティストかグループアーティストなのかも明かされていません。
世界各地で路上や壁、橋梁に、「グラフィティー・アート(「落書き」の意味)」あるいは
「Mural(ミューラル/壁画)」と呼ばれる絵を描いています。
バンクシーがネズミに込めた意味とは?
英国でラット(rat)と言えば、日本のハツカネズミ「マウス(mouse)」ではなくドブネズミのことです。
ラットは「パブリック・エネミー(社会の敵)」なのです。そのことがこの作品の重要な点です。
働けど働けど楽にならない労働者階級の自分、人目を忍んでグラフィティを描く自分をドブネズミに例えたのです。
とにかく、今の科学一辺倒の世の中に対して、真っ向から反対する気持ちをこのようなネズミの絵で訴えているのです。これは、今の世の中のあり様に警告を発しているとも取れます。
彼は、こんな記述も残しています。「普通の人と同じように、俺にもファンタジーがある。
それは取るに足らないと思われている者たちが、ある日、地上に出てきて反乱を起こすことだ」と、バンクシーの描くグラフィティは反乱を意味しています。
バンクシーは、社会の中で弱い者、追い出される人、なくなってしまうような文化などを保護したり、明らかにしようとしているのです。
バンクシーはこのような絵を描くことによって、世界の行く末に注意を払い続けているのです。
東京で発見されたネズミの絵は本物?
ネズミの絵が日の出ふ頭で発見されたという報道がありました。
きっかけは、1月17日の小池百合子東京都知事のツイッターでした。
このツイッターで日本中が大騒ぎになりました。
これは単なるネズミの落書きではなく、バンクシーの作品かもしれないとされたからです。
都知事は今でも、毎日、ツイッターを更新していますね。この当時も盛んにツイッターに色々なことを投稿していたのですね。
本当にバンクシーの作品なのでしょうか?
本物だと思われる理由がいくつかあるようです。
2000年代前半、「このあいだバンクシ―に会った」とか「パーティで見かけた」という人が何人もいました。バンクシーは日本で仕事をしていたようです。
2000年代前半には、バンクシーはしょっちゅう日本を訪れていました。
当時、バンクシーは東京の日の出駅付近に滞在したという噂がありました。
20002年の大阪で、バンクシーが展覧会を開いたという記録もあるようです。
「当時の作品が、残っていたんだ」と思いました。小さなネズミのイメージは、2000年代前半に世界中に残してきた作品だったのです。
汚れて色が薄くなっているのは、15年の年月が経っているからだと思います。
その上、発見されなかったのは、防潮扉の周りは人通りがほとんどなかったのです。
このネズミの絵が本物だという証拠は、バンクシーの作品の『 Wall and Piece 』という作品集の中にこの写真がありました。
まとめ
バンクシーのネズミの絵の噂は1~2年前、いろんなところで聞いたり、テレビ報道で目にしましたよね。
どんな絵なのか早く見たいですね。
実際、その絵を前にするとどんな気持ちになるのでしょうか?
その絵には、バンクシーの思いが一杯に詰まっていると思います。
それゆえ、その絵を見ると、さぞかし感動すると思いますね。
一日も早く、そんな感動を実感したいです。
しかし、現在のコロナ騒ぎが終息しない限り無理でしょうね。高齢者である私は、コロナに感染することは大変危険だそうです。たとえコロナから回復しても、後遺症が残る可能性があるそうです。
一刻も早く、コロナが終息することを願っています。
(ライター: k)