マイクロブタって飼えるの? 日本で販売している牧場は? ミニブタとの違いまとめ
近頃犬や猫など一般的なペットではなく少し変わった種の動物を飼いたいと願う人が増えています。マイクロピッグもそのうちの一種ですよね。
今回はそんなマイクロブタに興味が沸いてしまった方向けに、飼育に当たってのポイントやマイクロブタの特徴をまとめてみたいと思います。
そもそも…マイクロブタは日本で販売している?
まず、そもそもマイクロピッグを売っている業者は日本国内に存在するのでしょうか?
マイクロブタの生まれはイギリスですが、イギリスから輸入販売をしている正規の事業者さんはままだごくごく限られた数しかありません。
日本初の牧場として有名なのは「mipig」さんでしょう。
時折里親探しのサイトなどでも見かけることがあるのでチェックされるとよいかもしれません。
ペットブームが起こるとその裏側では悪徳ブリーダーなども発生しやすいもの。
家畜の豚さんやミニブタをマイクロブタと偽って販売したり、法や倫理上望ましくない方法で商売をしようとする人たちには絶対に気をつけましょう。
マイクロピッグはいくら? 値段・価格
マイクロピッグの価格は大きさや年齢などの条件によりさまざまだそうです。
目安としてですが現在、1頭20~40万円ほどの値段で販売されていることが多いようです。ブリーダーが少ないのでどうしても高くなってしまいます。
ミニブタやピグレットとの違い・大きさは?
「マイクロブタ」という名称はあくまで大人になった時の大きさを表したもの。
厳密にいうと品種名ではありません。
定義としては
・ミニブタ…大きさ=40kg~100kg
・マイクロブタ…イギリス生まれ。ミニブタをさらに小さく品種改良したブタ。
小型犬~中型犬くらい。成体の体重が18~40kgまでの豚さんの総称。
・ピグレット…子豚・小豚を表す英語表現。
マイクロブタは小さいですが結局はブタと同じく「家畜」という属性になります。そして、時にはミニブタほどの大きさになることもあるそうです。
飼育方法・飼い方
マイクロブタをペットとして飼育する前にまずは法律を確認
小さくても豚は豚。
ということで、飼育の際に気になるのは
・そもそも法律的に問題ないの?
・届け出は必要?
この2点ではないかと思います。
まず、愛玩用ペットとして飼育すること自体には条例など法律的に問題がないそうです。もしかしたら時が経ち、禁止に転じる場合も考えられますので実際に飼育を検討されている時には専門の機関に必ずご相談ください。
特に気になるのは
・家畜伝染病予防法→お住まいの自治体
・化製場等に関する法律施行令1条→都道府県知事の許可
・生後56日以下の生まれて間もない子ブタを販売している場合動物愛護法で禁止されているのでご注意ください。
届け出は、免除される地域もあるなど自治体によって対応が異なります。
市役所・役場に連絡をして担当部署を確認してお問い合わせをしましょう。
届け出をクリアした後もまだやることは残っています。
病気になった時に診てくれるかかりつけの獣医さん、
もしも亡くなった時にすべき手順、
飼い主にアレルギーが出た場合や感染症などについても調べておくと安心です。
また、とても大事なことですがお住まいの環境が豚さんの飼育に適しているか今一度確認が必要です。結構な大きさになりますのであまりに家が狭かったりマンションの場合飼育許可が下りない場合もあります。
また鳴き声による近隣住民とのトラブルにも注意しましょう。
マイクロブタを飼育するために一番大切なこと
ブタさんだけではありませんが、「命を大切に敬うこと」が何よりも大事です。
「思ったより大きくなっちゃったから途中で飼えなくなっちゃった」「飽きたからもういいや」なんてことは絶対にあってはなりませんよね。
大事な家族の一員として寿命を全うする最後まで見届けてあげる覚悟ができないのであればお迎えすべきではありません。
長い年月にわたりお互いに信頼できるパートナーとなりますよう心からお祈りいたします。