お姑さん・お舅さんの読み方 | 義両親の呼び方失礼にならないために
義母や義父のことをメールで書くために「しゅうと」と変換すると、「舅」の字も「姑」の字も変換候補に出てきます。
「姑」は「しゅうとめ」じゃないの? と混乱する人もいるでしょう。
どちらがどちらかよくわからなくなってしまった方のためにまとめてみたいと思います。
言葉の意味上は「しゅうと」=配偶者の両親
まず、そもそも「しゅうと」とは、配偶者の親のことを指します。
「しゅうと」は義母も義父も指す言葉なんですね。
「姑」=読み方: しゅうと、しゅうとめ
「舅」=読み方: しゅうと
と対応しています。
例えば、「医者」「医師」という言葉が男性のお医者さんも女医さんも指している、でも男性のお医者さんだけ指して言う言葉は特にない、というケースと同じですね。
お姑さん=おしゅうとめさん、お舅さん=おしゅうとさん、が無難
言葉の使い方としてはお姑さんのことを「おしゅうとさん」と言っても間違いではありません。
ですが、「しゅうと」「しゅうとめ」と呼ぶケースは、話題の中で誰なのかを明確にしたい場合が多いと思います。そういう時に「姑」を「しゅうと」と読んでしまうと話し言葉上は「舅」なのがどっちかわかりませんよね。
なので「しゅうとめ」という方が「人を区別する」という意味合いとしては無難に便利です。
ですが、特に最近は「姑」という言葉を使うのを好まない方も多いのは事実。
少し差別的に感じてしまったり、「女」に「古い」という字に嫌悪感を抱いたり、これは個人個人の感情の問題なので正しい正しくないというものではありませんが、そう思う人もいるということは念頭に置いた方がよいでしょう。
注意: 本人に呼びかける時は使わない
「舅」「姑」という言葉は本人に対して呼びかける際には使わないので気を付けましょう。
うっかり使ってしまうととても気まずいことになりかねません。
「お義父さん」(おとうさん)、「お義母さん」(おかあさん)と呼びましょう。
また、話題の中で自分の義両親を指すときは一般的に語頭に「お」と敬称はつけません。
他人の義両親、という時には「お舅さん」「お姑さん」と「お」をつけます。
ちょっと細かいようですが、呼ばれるご本人の気持ちを考えることはよいコミュニケーションを取るためにはとても大切なこと。
気持ちの良い人間関係を築いていきたいですね。